ルーヴルの思い出、紹介します。 ーその1ー
2月28日(金)から
ルーヴル美術館にまつわる思い出や
行ってみたいという憧れを募集したところ、
正直、想像していた以上に(!)、
続々とメールが届いています。
さすがは世界的な美術館、
その思い出もさまざまです。
さっそくご紹介していきますね。
2月28日(金)から
ルーヴル美術館にまつわる思い出や
行ってみたいという憧れを募集したところ、
正直、想像していた以上に(!)、
続々とメールが届いています。
さすがは世界的な美術館、
その思い出もさまざまです。
さっそくご紹介していきますね。
あれは20数年まえ‥‥。
会社の出張で訪れたパリで、
ぽっかりと空いた日にルーヴルに行きました。
ガラスのピラミッドは、
当時騒がれていたほど違和感があるものではなく、
意外に風景に溶け込んでいたように感じました。
数々のすごい名画が無造作に展示してあって、
美大出身の私にはクラクラとめまいがしていました。
鼻血が出そうな思いで絵画を見てまわっていたら、
あの「モナ・リザ」が‥‥!
当時、モナ・リザは他の名画と
大して差がない状態で展示してあったんです。
つまり、回廊の壁に他の絵画と同様に展示してあり、
順番に絵を見ていたらいきなり目の前に現れた! という状態で。
モナ・リザの周りだけ、
10人ほどが立ち止まって見ていました。
両隣の絵は全く思い出せませんが、
向かい側の絵もぎょっとするような名画だったと思います。
今はそんな間近で見ることはできませんよね。
あと、圧巻だったのは「サモトラケのニケ」。
乗組員の方たちも
強く印象に残った作品として上げていましたね。
あの彫像を見上げた時の事を思い出すと、
今でも神々しい気持がよみがえってきます。
美しかった。
そして、もっと近くで見たかった!
展示台、高すぎ!
ニケの大階段には沢山の人が座っていて、
思い思いにくつろいでいたことも印象深かったです。
ああ、またルーヴル行きたい!
ニケが見たい!
(ベル吉)
卒業旅行で初めてのパリへ。
ルーヴル美術館はとても広くて半分迷子状態でした。
美しい絵画にみとれつつも、みんなキョドキョド。
ところがどっこい!
一番オドオドしていた子が、
エジプトの展示コーナーで豹変したのです。
なにかに取り憑かれたかのように、
興奮してスタコラサッサと進んで行く友人。
目をぎらつかせて装飾品を見るその姿は
まるでトレジャーハンター!
どうやら、小さい頃の夢は考古学者だったみたいで、
その頃の気持ちが蘇ってしまった模様。
とにかく、彼女を見るのが楽しかったです。
もし次行くならば
歴史や宗教を勉強してからいくともっと楽しいかも。
いつかまた行きたいです。
(パーシー)
私のルーヴルの思い出は、「ミロのヴィーナス」です。
早い時間だった事もあり適度にすいていて、
午前中の爽やかな光が降り注ぐ館内。
階段を登り、右を向いた通路の先にあるヴィーナスは
本当に美しかった!
廊下のアーチ状の柱や、窓からの光、
その先に見えるヴィーナス。
振り向いた瞬間に見たその光景が、
完璧な絵画のようでした。
今は改装をしてその構図ではないようなのですが、
あの震えるような美しさは忘れられません。
(メランコ)
私がルーヴルへ行ったのはもう20年も前になります。
短大の「美術」の必修単位を取るための研修旅行でした。
入場するなり、なんだかそこの「空気」に飲み込まれました。
日本にはない、匂いと空気。
「サモトラケのニケ」を目の前にした時、
体中に電気が走ったようなショックで
身震いしたのを覚えています。
そしてなぜか涙が出てきたことも。
フランス語がわからないので、
一人旅なんてできそうにありませんが、
生きているうちにもう一度行きたい美術館です。
日本では美術館なんて行きたいと思ったことはないのに。
フランス旅行をする人には
必ず「ルーヴルに行くといいよ」と薦めています。
そのぐらいの衝撃体験でした。
あの体験、またしたいなぁ‥‥。
(S.A)
卒業旅行で行った憧れのパリ。
ちょうどストライキをやっていて、
なんとか滞在中にルーヴル開館となって
観に行くことができました。
スト明けだからか、2時間待ちの札。もちろん、待ちました。
絵画の大きさ、多さ、スケールのでかさに圧倒されつつ、
「ミロのヴィーナス」は
等身大よりずっとずっと大きいのだ、と初めて知りました。
雑誌など印刷されたものと、本物との違いは、圧倒的で。
長い長い試験勉強から解放された嬉しさで、
ひたすらいろいろなところを歩いたなあ。
一緒に行った友人が
最終日に寄ったカフェの店員さんに気に入られて、
「明日来てくれたらカメラ持ってくるから一緒に撮ろうよ。
ええ! もう帰っちゃうの!?」
と、とっても残念そうだったのを、久々に思い出しました。
友人にも、久々に連絡してみようかと思います。
(MIO)
20代の頃、学生時代の友人と憧れのフランスに行きました。
私達は、ざっくりとした計画しか練っておらず、
モン・サン=ミッシェル、エッフェル塔、
そしてルーヴルは行きたいね、と話していました。
フランスの空や建物は、絵画の様に美しく、
そんなに高くないホテルの部屋から見える風景だけで
溜め息が出るほどでした。
言葉がまったくわからない私達は、
英語も通じないし(わからないフリするし)
ほぼ勘に頼るだけ。
友人が唯一覚えてきたフランス語は、
あなたのネクタイ素敵ですね、という言葉のみ。
ルーヴルに着くと、あの、ガラスのピラミッド!!
私達は浮かれている癖に
平静を装って長蛇の行列に並んだのでした。
列には、色んな国籍の人達が並んでいて、
フランス人も多く並んでいたので、
やっぱり愛国精神すごい! と思っていたら、
その日は偶然にも、無料で開放していた日みたいでした。
とにかく、大きくて高い天井と、伸び伸び飾られた絵画達。
本当に贅沢だなぁ、と思ったのは絵との距離が近いこと。
日本では足元に線が引かれていて、
近付くことが出来ないのだけど、
ここは天使みたいな金髪の子供たちが、
うんと作品に寄って観賞している。
さすが、アートの国は違う! とえらく感心したのでした。
作品の名前とかは全く覚えていないのですが、
ただ、美しいものを、ものすごい迫力の中で目にすると、
人は泣いてしまうのかもしれません。
フランスでは二回ほど、なぜだか涙がこぼれました。
エッフェル塔に登る時、
チケットをチェックする男性のネクタイが
エッフェル塔柄でとても素敵だったのですが、
友人は一瞬ためらってしまい、
覚えてきた唯一の言葉を使わずに旅は幕を閉じました。
今でも、とっても素敵な思い出です。
(uco)
ルーヴル美術館は一度行ったきりなのですが、
とても好きな美術館で、日本での展覧会には何度か行きました。
初めての海外旅行。
しかもイギリスを中心に
ヨーロッパ5カ国を廻る1ヶ月程度の旅でした。
その中でも楽しみにしていたのが、ルーヴル美術館でした。
が。
そう、言わずと知れた
ドラクロワ作のフランス革命を描いた作品。
フランス国外持ち出し禁止とされていたこの絵画。
とても楽しみだったのに。
私が名古屋空港から飛び立つ直前に
名古屋空港に到着してしまいました。
しかも、名古屋での展示はなくて、東京で展示‥‥。
それでも旅は始まります。
いろんな国を巡り、いろんな文化の風を浴び、
楽しい旅でした。
でもあまりの落ち込みで、
ろくに下調べもせずにルーヴル美術館に辿り着きます。
全体像も掴めないまま、入り込んだ、まさに迷宮でした。
そんな私を、数々の絵画が癒してくれ、
挙句、ルーヴルの至宝「モナ・リザ」と、
さほど混んでいないなかで対峙します。
なんとも言えない、微笑に、落胆も忘れ魅入っていました。
それ以来、ふたたびルーヴルに行くことが楽しみの一つです。
あの時出会えなかった絵とあの時魅了された絵に
いつか会いに行きたいと思っています。
(K.T)
ルーヴルを語らせたら私の右に出る者は‥‥と
みなさん思ってらっしゃると思いますが、私もその一人です。
私のお気に入りは古代エジプト美術です。
「ココは裏方?」と、
経路を間違えたかと思うような薄暗く人気の少なーい一画。
カビ臭くないけどカビ臭いような気がする、
一歩足を踏み入れると一瞬でタイムスリップできる空間。
20年以上前、一人である彫刻に見入っていると、
一人のおじいさんから「スケッチしないか?」と
紙とカーボンを渡され、二人で黙々と絵を描いた事があります。
約1時間の事でしたが、
あの時は完全に異空間・異次元に居ました。
忘れられない思い出です。
今でも、同じ場所に行くと
ひょっこりおじいさんが出てこないかなぁと思います。
が、もしおじいさんが生きてたら100歳は超えてると思いますので、
あの場所でホントに出てきたら絶対悲鳴あげます。
武井さんも仰ってますが、
Pass-Musées はパスポートと同様の必需品です。
私はパリに着くとメトロかキオスクで購入します。
日本よりも安く早く簡単に手に入りますよ。
私の友達のように、
日本で購入したけど持っていくのを忘れた‥‥
などという失敗もありません。
朝食は滞在中一度は必ず、
リシュリュー翼にある「Café Marly」です。
もちろん超!朝イチに行きます。
朝食プレートが本当に美味しくて感激し、
「あ~おいしい」とブツブツと独り言で連呼していたら、
朝イチで比較的人が少なかった事もあり
「こんな風にしたらもっと美味しいんだ」と、
賄いのようなクロワッサンサンドを伝授してくれました。
そして、お兄さんが「良かったら」と
帰り際にフォションの小瓶ジャムをプレゼント!
そのサーヴィスがうれしくて、
その後何度も行くのですが、
大抵私が落ち着く席に案内して下さいます。
サカキシンイチロウさんに、
「このお兄さんも素晴らしいでしょう」と
自慢したくなるようなお兄さんです。
余談ですが、Dim Sum(点心)も美味しいです!
(オランジュリーも好き)
初めて訪れたルーヴルは、
美術館警備職員のストで入ることができませんでした。
1980年のGWの事です。
ストしちゃうんだ! というのが、素直な感想でした。
その後、何度か訪れたのですが、
ゴッホやルノワールなど後期印象派の作品は、
全てオルセーに移されたことになっています。
が、一室だけ、
新しい時代の作品が展示されている部屋があります。
そこは、寄贈された作品が展示されている部屋で、
ラインナップが濃かったです。
ルーヴルは、
遺跡が一部削り取られたかのような砂漠の民の展示もあり、
意識して前と違うところを目指さないと、
いつも同じ展示室に迷い込んでしまう魔力があるなあと思います。
(ペルノー)
大学生、最後の夏に友人と2人でパリに行きました。
旅行3日目、別々に観光することになり、私はルーヴルに。
途中、ホームレスに絡まれたり、
スリ(それも子供!)の被害に遭いそうになるなど
散々な目に会いながらも、何とか到着。
ほっと一息、2階のバルコニーのベンチで
モンマルトルの丘をぼんやり眺めていると、
日本人の男の子から
「写真を撮ってもらえませんか?」と声をかけられました。
それがきっかけで話をし、なんとなく気が合い、連絡先を交換。
これが夫との出会いです。
(結婚5年目)
10年か、もっと前、母と旅行中にルーヴルへ行きました。
母が「ミロのヴィーナス」の写真を正面から撮っていたので
「正面の写真なんかどこにでも載ってるじゃん。
せっかくだから違う方向から撮ってみたら?」と言ったら
後ろへ回って写真を撮っていました。
ホテルへ戻って写真を見てみたら、
なんと!
ミロのヴィーナスの半ケツどアップが!!!
何故ズームしたのかっ?!
母も「わけがわからない‥‥記憶に無い‥‥」とのこと。
お母さんあの写真どうしたかなあ。消しちゃったかなあ。
(さば子)
大学1年生の夏‥‥ということは
かれこれ25年ほど前ですが、ルーヴル美術館を訪れました。
その当時、ルーヴルと言えば
「モナ・リザ」位しか知りませんでした。
期待も大きく、美術館の面積も想像以上に大きく、
やっとの想いでたどり着いたモナ・リザは、
拍子抜けするほど小さく感じました。
他の絵画が縦横数メートルの規模だったのに、
モナ・リザは数十センチ規模。
それでも警備員さんが一人貼り付いて
「No Flash! No Flash!!」と
怖い顔で繰り返し見物する人達に声をかけています。
わかったわかった、と思いながら写真を撮っていると、
外国人の若い女性がそのコワい警備員さんの目の前で
しっかりフラッシュをたいて撮影してしまいました。
「やばい!」と思ってこちらまで緊張しながら様子を見ていると、
コワい警備員さんがその若い女性一人に向かって
ことさら念を押すように「Nooo Flash!!!」と叫び、
女性も謝りながらそそくさと立ち去ってしまいました。
実は、どうして世界は
こんなにもモナ・リザに騒ぐのだろう、
実物を見たけれど、やっぱり普通の絵じゃない‥‥と
思っていたところだったのです。
25年たった今でも
モナ・リザの素晴らしさを理解したとは言えませんが、
あの時、フラッシュをたいてはいけない、と思いながらも
ついついたいてしまった若い彼女の姿を見て、
モナ・リザは、
そんな風に我を忘れさせる絵なのだなぁ‥‥と、
なるほどなぁ‥‥と、妙に納得がいったのを覚えています。
(エーチン)
もう20近く前の話です。
娘時代に憧れたパリに一度行ってみたい、という
高齢の母を連れて、パリに一週間旅行しました。
私は(街並みと文化が見られれば~)と
漠然と思っておりましたが
母は確固たる目的を持っており、
その最大はルーヴル美術館探訪でした。
パレ・ロワイヤル駅を出て、
ルーヴルの外観を目にしたときは
手をしっかり胸の前で組んでしばらく佇み、
光景を目に焼き付けているようでした。
日本語パンフレットがあることに感激し、
日本だと何時間も並んで一瞬だけ見られる絵画や彫刻が
無数に展示してあるさまに感激し、
彫刻の巨大さに圧倒され‥‥素晴らしい体験でした。
無造作に展示してある「ミロのヴィーナス」に、
二人で、こんな展示で大丈夫なのかと心配したり。
歩いて歩いてヘトヘトになり、
一息ついたカフェで頂いたショコラのおいしかったこと!
「ナポレオンの戴冠式」が観たくて何度も階段を昇り降りし、
ニケ像を何十回と目にし、
どうしても見つからないので
通りすがりの作業員に身振り手振りで訊いたところ
「その部屋は修復中だよ!」と言われ
二人でガクッとなり慰められたのも良い思い出です。
母はもう長時間の飛行機も長距離移動も
しんどい年齢になってしまったので
再訪は叶わないと思いますが、
3DSで追体験が出来るのなら
「一緒に使ってみいひん?」とプレゼントしようと思います。
(zebra)
当たり前のことなのですが、
みなさん、ルーヴル美術館に訪れた時期が異なるため、
ストライキが起こっていたり
部屋の工事などで見たい作品が見られなかったり、
体験していることが全然ちがう、ということを
あらためて実感しました。
明日以降も、届いたメールをご紹介していきますね。
ルーヴル美術館にまつわる思い出は、
まだまだ募集中です。
ぜひ、あなたの思い出も教えてください。
※思い出の募集は終了しました。
たくさんのご投稿、ありがとうございました。
本文にあなたのルーヴルの思い出をつづってください。
掲載されたときのためのハンドルネームもお忘れなく。
件名を「ルーヴルの思い出」にして、
postman@1101.com 宛に送ってください。
(下記の「投稿する」ボタンを押すと、
宛先と件名が入った新規画面がたちあがります)
締切は3月6日(木)午前11時までです。
1行だけの短い内容や長文におよぶ内容も、
どちらも大切な思い出です。
ですから、書いていただく思い出に
字数制限は特にありません。
けれど、あまりにも長文になると
読むだけでたいへんになってしまいますので、
「常識の範囲内」ということで
ひとつ、よろしくお願いいたします。
また、掲載するときに、
少し編集させていただくことがありますので、
あらかじめご了承ください。
できるだけ多くの思い出を
掲載していきたいと考えています。
ただ、メールの数によっては
すべてを掲載することは難しいので、
「載ったらいいなぁ」くらいの気持ちで
更新をたのしみにしてくださいね。
ご投稿いただいた思い出は、ほぼ日乗組員と
「ニンテンドー3DSガイド ルーヴル美術館」の
開発者のみなさんで話し合い、
印象深い投稿、心に残る投稿、ユニークな思い出には、
ニンテンドー3DSLLや
「ニンテンドー3DSガイド ルーヴル美術館」の
パッケージ版ソフトなどをプレゼントします!
パッケージ版ソフトはダウンロード版ソフトと
内容は同じなのですが、
ルーヴル美術館のみでしか販売していないので、
なかなか手に入れることができない
とくべつなソフトなんですよ。