藤田がテキスト中継をしてくれましたが、
4月4日にグランドコンサートが終わりました。
終わってみると、あっという間でした。
一緒に弾く人数が多いこと、
参加できる楽曲も限られているためか
ほとんど緊張せず、
むしろ両国国技館という会場や観客の多さに
ワクワクたのしみながら弾けました。
オーケストラに混ざって弾くと音の圧がすごいですし、
何より小さなヴァイオリンを一生懸命弾く
幼い仲間たちの姿にはだいぶ心打たれました。
さっきまで「おかあさーん!」って泣いていたのに、
強いですね、子どもって。カッコいい。
会場に向かう前、
急遽ほぼ日社内でおーたと乗組員を前に
弾くことになり、その方が緊張しました。
でも、コンサートでも練習でも思いましたが、
応援してもらえる/褒めてもらえるって
ものすごく力になります。
コンサート前日、早野先生に
「だいぶ弾けるじゃない」と言われたこと。
出発前、社内で何人もの乗組員に
がんばってねと言われ、
拍手で送り出してくれたこと。
観に来てくれた乗組員が親のような目線で、
双眼鏡をのぞいていたこと。
練習のたびに、必ずひとついいところを
褒めてくださる藤井先生。
そして同時期に始める仲間がいたことは、
そうとう心強く励まされました。
たった4ヶ月でしたが、
想像以上にたのしく楽器と向き合えたのは
こういった周りの力が確実にあったと思います。
大人から新しいことを始めること、
ましてや楽器なんてとてもハードル高く感じますが、
目指すところの差はあれど
できる、できないで悩むことはないだろうと思いました。
やってみたい気持ちがあるのならば、
その気持ちを祝福してくれる人たちが確実にいます。
そういう方々に応援されながら、
厳しいことも言われながら、
自分自身でも「やりたい」気持ちを応援できるようになったら
ぐぐーっと楽しく、上手になっていくように感じました。
私は4ヶ月だけだったので、
自分で自分を応援できるところまでは
まだいけていなかったかもしれません。
ひょんなきっかけで早野先生からいただいた、
ほぼ日カルテットという機会。
藤井先生や寺田先生という
スズキ・メソードの先生方にご縁をいただいて、
ここで辞めてしまうのはもったいない! と
ぐるぐると考えています。
続けたい、です。
練習も仕事の合間を縫えば、
どうにかできることもわかりました。
でももっと時間を作りたい。
きっとそれは、他のカルテットメンバーも同じ気持ちかもしれません。
そんな曖昧な気持ちのタイミングで、
乗組員から「私も弦楽器をやりたい」と
声をかけてくれました。
そうしたら、あれよあれよと、
周りの乗組員も「私も!」と。
すっごくうれしかったです!
このままだと、弦楽器部ができそうな勢いです。
いや、これはできるかもしれない。
ほぼ日カルテットは本日までですが、
もしかしたら第2フェーズが
待っているかも!
素敵な機会をいただきありがとうございました。
そして急な取り組みに快く、
心から楽しんでいただけたカルテット3人にも感謝です。
本当にありがとうございました!