ほぼ日のハサウェイです。
ほぼ日カルテット、
ついにあと2ヶ月ほどで
4月4日、両国国技館の本番をむかえます。
仕事の都合でレッスン日を変えていただくと、
私の前後はだいたい3〜5歳くらいの
ちいさな女の子、男の子です。
きれいなワンピースやシャツを着て、
ちいさな身体で私よりひと回りちいさな
ヴァイオリンを抱え、
大人顔負けのきれいな音色を鳴らします。
すごく楽しそうに弾いていて、
背中がとってもたくましい。
私なんかより全然難しい曲を弾いているのですが、
自慢げに弾くのではなく心からたのしそうで、
いいなと思いました。
レッスンでも、あまり教科書を読み込んで
ぎちぎちにルールを守って、
という感じではありません。
どちらかというと、感覚を大切にするレッスン。
耳で先生の弾くヴァイオリンの音色を聴いて、
ここかな? と探りながら
身体の中に音を染み込ませていく感覚です。
レッスンに通うようになり最近、
じっくり「聴く」「観察する」という行為を、
普段あまりやっていなかったんだなと思いました。
あまりにもはじめてのことばかりなので、
ヴァイオリンのレッスンではかなり集中しています。
一音も聴き逃したくない気持ちです。
でも私生活では、どんなに美味しいごはんも、
香りや食感を感じるまで集中して観察していたかと言われると、
そうでもなかったなと思うようになりました。
じっくり「聴く」っておもしろいです。
特に先生の弾く姿をじっくり観るのが好きです。
先生の膝の使い方や弦とたわむれる感じを
忘れたくないなと思いながら見ています。
いまは、きらきら星をいろんなリズムで弾いています。
リズムがよいときは膝が大きく揺れ、
休符のあるリズムは身体の芯が通っている感じがします。
その感じを身体に染み込ませていくためにも、
もっともっと練習をしたいです。
はあー、あと2ヶ月緊張します。