ほぼ日のおーたです。
レッスン6回目です。
もう始めて2か月も経とうとしています。
今年の手帳みくじで
「亀」と出た通り、
亀の歩みで、少しずつ頑張っています。
ちなみに、憧れの宇宙飛行士の油井さんが
亀美也さんとおっしゃるので、
勝手に今年は縁起がいいと思っています。
さて、今回はとうとう最初の課題曲
『キラキラ星』を演奏します。
練習をしていたものの、
どうにも音程もリズムも安定せず
弦を移動して弾くときには、
だいたい一度引っかかり
音程が安定しないので、外れた音を出すと
しまった!と慌てて、
より変な音を出してしまいます。
レッスンでもそうやって弾いていたら、
「弦を押さえる方の指が安定していないからです。」
と教えていただきました。
親指以外の4本の指を使って
弦を押さえて音階を作るのですが、
私の場合、弦を押さえていない親指が動いていることが
不安定になる要因として大きいとのこと。
試しに、親指を固定してもらって演奏したら、
音階をあまり外すことなく、演奏できました。
親指を動かさないと意識すると、
親指が軸のようになって、
他の指を安定させているんだと分かりました。
また、音を外してしまうと、しまった!と慌てて、
思わず弦を押さえている指を見てしまうんです。
そうすると先生が、
「見ないで!」
と、注意してくださいます。
弦を見てしまうと、姿勢も崩れるし、
指も安定もしなくなって、いいことなし!とのこと。
「指は直接見ないで、耳の音の感覚だけで弦を押さえて。」
とおっしゃいます。
先生が弦を直接見ながら弾く人を実演してくれましたが
それはなんとまあ、おもしろい恰好で
そんな姿勢で弾いていたらいい音はでないよな
と、よーくわかりました!
先生は海外のワークショップで、
子供たち相手にこの悪い実演をして見せると、
みんな大笑いして、
自分がそうやっていたことに気づくんだそうです。
「直接押さえる指と弦を見る癖は、
すぐにやめたほうがいい。
鏡を見る分にはいいけれど、
直接見て修正はしない。」
しっかり感覚を覚えていこうと思います。
今日は、チェロでの合奏とともに
先生がピアノを弾いてくださって、
ピアノと合奏させてもらいました。
音を外したり、弾き方が逆だったり、
いろいろできないことはありましたが、
やっぱり一緒に演奏するって、たのしいです。
そして、安定しない親指を補強するのに
ちょうどいいアイテムを教えていただきました。
なんとそれは「うおのめパット」です。
先生がうれしそうに見せてくださったときは
最初、意味が分からなかったのですが、
使い方を教えていただいて、納得です。
親指を安定させるために
いい場所をみつけたらそこに貼るんだそうです。
そうすると持ち方もいい浅さで、
いい形を覚えることができる、
補助輪みたいなものだそう。
歯医者さんの道具といい、
先生は不思議なものを
チェロの便利アイテムに取り入れていて、
よくそれを使おうって思ったなーと
毎回びっくりしながら感心してしまいます。
そういう柔軟な発想があるから
ああいう柔らかくて明るい雰囲気でいらっしゃるのかな
と思ったりしました。
今日は、うまく力が抜けて
弓の持ち方が良くなってきていると褒めていただきました。
必死でやっているので、
少しでも前に進んでいてうれしいです。
今週は弦を押さえる親指を安定させて、
音階も姿勢も安定することができるように
練習に励みます。