コンサートまで残り1ヶ月をきりました。
あと1ヶ月でヴァイオリンの練習がなくなるさびしさと、
コンサートに出演するドキドキとで、
つねに頭の片隅にヴァイオリンがあります。
当初のイメージよりも
だいぶ音は出るようになったと思いますが、
とにかく苦戦しているのは「フォーム」。
こんなにも、自分の指が短いことを
恨んだ日はないというほど、
うまく弦のポジションを抑えられず苦しんでいます。
ヴァイオリンはすこし変わったフォームで
指と指の間をかなり広げて弦を押さえます。
特に、小指はピーンとして、
小指だけつりそうになるほどです。
この間、先生に聞いたところ、
小さいころからヴァイオリンを弾いていたためか、
自然と手が大きくなったそうです。
小指だけ長くなることも。
うらやましいです。
慣れってあるんだなあと思います。
それくらい、この手のフォームは、
私のこれまでの人生になかった。
それは、ヴァイオリンのかまえに対しても感じます。
顎と肩の間で楽器をはさんだことがなかったので、
最初は落としそうでやたらと力が入ってしまいました。
でも、慣れてきたためか、
この間は顎と肩にヴァイオリンを挟んだまま、
楽譜をめくりました。歩きました。
様には、なってきたかなあ? と思います。
慣れという意味では、
ヴァイオリンの主役感には慣れない気持ちがあります。
ヴァイオリンは、主旋律を弾きます。
「主役!」って感じで、
心持ちも「私、主役!」って思っていないと
弱い音になってしまう気がするのです。
なので、自信を持って弾こうとするのですが、
根深い端っこ精神が厄介です。
そういう気持ちを超えて、
どこか自信を持って弾けると
音がたのしそうに跳ね返ってきます。
演奏は技術だけじゃなくて、
気持ちも大事なんですよね。
みなさんは、技術以外で練習されていることや
意識されていることはありますか?
あと1ヶ月だけですが、
集中してヴァイオリンと向き合いたいと思います!