第二回 きょうから申し込み受付です! ほぼにちわ、シェフです。 きのうは、長野の木島平村にあるレストラン 「土曜日はイタリアン」のふしぎなドレッシングと ぼくらの出会いについて書きました。 そしてふだんは通信販売をしていないこのお店から 「おすそわけ」として、「ほぼ日」読者に、 このドレッシングを ゆずっていただくことになったことも。 まずは1回だけ、50人限定 (2本1セットなので100本)で、 この販売をしてみたいと思います。 2005年3月18日午前11時までの期間内に お申し込みくださったかたを対象に 抽選を行ない、当選者50名を決めさせていただきますね。
「土曜日はイタリアン」のドレッシング、 名付けて「土曜日のドレッシング」。 ●値段は2本1セット1000円(税込)としました。 「土曜日のドレッシング」は “イタリアンドレッシング”と “白いドレッシング”をの2本が1セットになっています。 これ、じつは、原材料費や、容器、ラベル、 いろいろな経費をふくめて、 「商い」にすることを考えたら、 販売価格として妥当とは言えません。 「赤字にもならないかわりに、 誰も儲けのでない価格」です。 でも、今回は50名様ぶんしか お分けすることができませんし、 「大量生産品ではないものを 商品として流通させてみたい」 という、ぼくら「ほぼ日」の 実験でもあるということを考えて、 この価格にいたしました。 「おためし価格」と考えてくださいね。 ●送料と手数料が別にかかります。 これに、地域ごとにかわりますが、郵送料と、 チルド(冷蔵便)料金、 代引き手数料、為替手数料が加わります。 じつはこれが、ドレッシングの価格よりも、高くなります。 発送もとの長野のひとでも、1140円。 ほかの地域のかたは、もっと高い送料になります。
本体よりも送料が高いというのは 本末転倒かもしれないのですが、 どうぞ御理解ください。 長野まで行って食べることを考えて、 交通費だと思ってこの送料を負担してくださるかたに お申し込みいただければと思います。 (もしかしたら将来、このドレッシングを、 オリジナルレシピをもとに、いっぱいつくって売ることが できるようになるかもしれません。 そのときは、価格や輸送コストのことを もっときちんと考えなおすことができると思いますが、 今回はどうぞ御容赦いただければと思います。) あ、あわてなくてもだいじょうぶですよ、 きょうから4日間、18日の午前11時まで、 受付窓口は、開いております。 その間に、お申し込みくださったかたを対象に、 公平な抽選を行ないますからね!
今回販売する「土曜日のドレッシング」は、 阿部博道さん・郁子さんご夫妻が、 お店を経営してきたなかでつくりあげた、 完全にオリジナルのドレッシング。 最初からあったレシピではないそうです。 「どんなドレッシングにすれば、 たとえば“レタスとトマトだけ”みたいな シンプルなサラダでもおいしく食べられて、 しかも、飽きない味になるだろう?」 ということを考えながら、 素材ひとつひとつから追究していった結果が、 現在のこのかたち、「2種類のドレッシングを、 食べる直前に混ぜ合わせる」という方法を生みました。 レシピについては「ひみつ」(*)だそうですが、 ん? この香りは、チーズかも? とか、 ほんのり焦げたベーコンの香りがするね、などと、 常連さんたちは、推察してたのしんでいるそうです。
そして、このドレッシング、いちど食べると、 家でも食べてみたい!(つまり毎日味わいたい!) と思うらしく(そうでしょうとも!)、 ぜひ持ち帰りたいという希望が多いといいます。 そんなとき阿部さんたちはどうするかというと、 そうです、「こっそりお分けする」のでした。 「ほんとうはお店で食べていただきたいのですが、 どうしても、とおっしゃるお客様には、 ちょっとだけ、おすそわけしているんですよ。 空き瓶や空き容器に入れてね」 なるほどなるほど。 今回のドレッシングの販売は、 基本的に、阿部さんご夫妻の、 その姿勢をいかしたものになります。 「ぜひ木島平村に来て、食べてください!」 と言いたいところなんですが、 「ほぼ日」がお手伝いをして、 容器を探し、ラベルをつくり、 申し込みをとりまとめ、発送のお手伝いをすれば、 「いらしたお客様におすそわけする」感覚で、 通信販売を行なうことができる、と考えたのです。 50、という数は、 お店の休業日である水曜日を使って、 1日でできる最大限の量。 2種類を50本ずつ、100本 (2本1セットなので、50人分)。 これを木島平村の郵便局から「チルドゆうパック」で 全国へ送りましょう、ということになりました。 1)明るいビルで試食をし、 2)家にもちかえりもういちど食べ、 3)さらに長野まで足を運んで、 4)料理をたっぷりいただいて、思いました。 ここの料理は、ドレッシングもふくめて、 強烈な個性があるという感じではないのだけれど、 東京の最前線のレストランみたいに とがりまくった感じは、まったくない。 もっと肩の力の抜けた、 いわば「ふだん着」の料理なんです。 「こういうものを、ふだん、食べたいよね」 ということを、とてもよくわかっている人の料理。 そんなドレッシング。 糸井重里が長野からの帰りの車のなかでこう言いました。 「あんな店が、近所にあったらいいのになあ!」 一同、深くうなずきましたが、 そう、まさしくそういう感じの味だったんです。
手づくりのドレッシングですが、 きちんと専用の容器に入れ、あんしんなかたちで お送りするように手配をしています。 でも「ほぼ日」でお手伝いするからには 「もっとうれしい」ことができないかなあと思いました。 さあそこでアッキィ登場。 50セット100本のボトルを、なんと、 手描きするというのです!! ああ無謀?! くわしくは、ここをごらんくださいー。
今回、おそらく、 かなりたくさんの応募があることが予想されます。 当選者は50名のみなので、 選にもれてしまうかたが、大勢でる‥‥ ううむ、心苦しい、ということで、 「土曜日はイタリアン」の阿部さんご夫妻から、 こんなプレゼントをいただきました。 お申し込みになられたかたには、 当落の通知をメールでお送りします。 落選の場合も、そのメールをプリントアウトし、 お名前のわかるものといっしょに 「土曜日はイタリアン」を訪れてくださると、 このドレッシングを使ったサラダを、 1品、プレゼントいたします。 みんながみんな、すぐに行ける場所ではありませんが、 「いつか行こうっと!」と思いながら、 だいじにしまっておいていただくだけでも、 たのしいことじゃないかな? と思うのです。 もちろんすぐに行ってくださるのも大歓迎ですよ。
お申し込みいただくにあたり、 「ほぼ日」からささやかなお願いがあります。 購入いただき、お召し上がりになったみなさま、 ぜひ「ドレッシングの感想」を 「ほぼ日」までメールでお寄せください。 今後、このドレッシングが どういう展開になるか、ぼくらにも未知なのですが、 もしかしたら将来、このレシピをもとにして 商品開発をすることになるかもしれません。 「かも」ということしか、 いまはお伝えできないんですけど、 そのときのためにも、 また、手作りでこのドレッシングをつくっている 「土曜日はイタリアン」の阿部博道さん・郁子さんにも みなさんのご意見が、 とっても、励みになると思うのです。 ぜひ、よろしくお願いします! さて抽選申し込みは、きょうから、18日(金曜日)の 午前11時まで、です。 当選者の発表は23日のこのページで。 また、23日までに、当落の通知を、メールにて、 ご登録のメールアドレスにお送りいたします。 ご応募、お待ちしております! |
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2005-03-15-TUE
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