■■主人公に、なりきっちゃいますよ。
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タカバシ |
ほぼにちは、サムス・アランです。
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シェフ |
違うと思う。君はタカバシくんでしょう。
それに、サムスって
女性じゃなかったっけ?
どうしちゃったの、
なんかよっぱらってるみたい。
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タカバシ |
そうなんです。
「メトロイドプライム」のやりすぎで
3D酔いしたのかも‥‥なーんて。
いや、僕が酔っているように見えるのは
メトロイドの世界に酔っているのです!
もう、この週末は、メトロイドに捧げたと
言っていいでしょうね。
すごいんですよ、もう、
サムス・アランになった気分。
武井さん、まだやってないんですか!
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シェフ |
だって僕のソフト、
君が持ってっちゃったんだもん。
(買えよな)
しかし、そんなにはまっちゃって。
いい大人が!
もうすぐ結婚するっていうのに。
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タカバシ |
そうなんですよ。結婚したら嫁さんに
ゲーム禁止にされたらどうしよう?
ふふふ。
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シェフ |
(知るか‥‥)それはそうと、
聞かせてくださいよ、
「メトロイドプライム」面白い?
どういう世界なわけ?
だいたいサムス・アランって何なの?
パワースーツだっけ、
なんであんなカッコしてるの。
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タカバシ |
武井さん、オフィシャルHPに
「E-COMIC(電子マンガ)」
っていうのが
載ってるの知ってます?
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シェフ |
知らない‥‥
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タカバシ |
武井さん勉強不足ですよ!
まずはあれ読んでください。
註:「E-COMICメトロイド」は、講談社マガジンZに
連載中のマンガ版「メトロイド」を電子版にして、
効果音や動画的な演出をくわえて再構成されたものです。
ここでサムスの出生の秘密もわかる!? |
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シェフ |
わかったよう。それは読んでおくよ。
で。ゲームはどうなの。
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タカバシ |
いやあ、メトロイドシリーズ初の3Dでしょ、
しかもサムス(主人公)の視点で
ゲームが進むでしょ。
最初はねえ、ゲームのスイッチを入れると
TVCMで聴いた
あの音楽が流れるわけですよ。
この音楽、CMの時から感じてたんだけど、
すごくかっこいいんです。
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シェフ |
ふうむ、物語に入り込むには
大事な要素だな。
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タカバシ |
SFっぽくありながらも、
若干の悲壮感が漂うんですよ。
音楽の中にまぎれている
生き物のものらしき鳴き声も
なにか胸騒ぎを感じさせますしね。
そして画面は血管の中から
細胞組織をみているような、
なんだかバイオな感じ。
(興奮して)すげ~んです!
映画なんです、まるで。
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シェフ |
僕はゲームするときは
最初にデモ画面見るよ。
立ち上げてほっとくと、
始まるじゃない。
あれ見ると、テクとかが、
わかったりするでしょ。
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タカバシ |
おっ、通(つう)ですねえ。
そうなんですよ。僕もそうなんだけど、
今回のデモ画面、
いきなり激闘シーンなんですよ。
自分に向かってくる敵とか、ビームとか、
いろんなところを
乗り越えて行くところとか。
テクを盗むというより、
士気を高めるって感じかなあ。
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シェフ |
最初はどういうふうに始まるの。
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タカバシ |
んーと、ストーリーを言いますと、
サムスが、
ファミコン版「メトロイド」で
戦った相手、
スペースパイレーツの生き残りを
見つけたところから始まるんです。
まずはその宇宙船に降り立つまでの
ムービーがあってから、スタートになります。
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シェフ |
タカバシくんは、
ファミコン時代のメトロイドを
知ってるんだよね。比べてどう?
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タカバシ |
これがリアルなサムスでねえ。
メタリックなボディが強そうで、
かっけ~なぁ、サムス。
ファミコンの時の
ただの宇宙服みたいな頃とは
大違いなんですよ!
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シェフ |
ファミコンにはファミコンの
よさがあったけどね。
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■■バイザーの使い分けが勝負っすね。
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タカバシ |
でもね、見かけだけじゃなくて、
動きもかっこいいんです!
宇宙船から降りるときも、
普通には降りないもんな~。
すご~く高くジャンプして、
クルクル回転してスタッ、って感じですよ。
これは映画だったら
ワイヤーアクションを使うところですよ。
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シェフ |
へえええ。操作はかんたん?
練習モード、なし?
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タカバシ |
なしです。
でも、僕もそういうの
苦手なほうだと思うんですが、
なにしろ視点がサムスでしょう。
どきどきわくわくしながら、
一歩一歩踏み出して行くなかで
習得できるようになってるんです。
っていうのもね、
手に持っている
コントローラーのどこを押すと
どんな操作ができるのか、
今はどうしたらいいのか、
ちゃんとヒントをくれるんですよ。
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シェフ |
なるほどね。それなら僕もできるね。
じゃあねえ、これから始める僕に、
アドバイスしてよ。
ポイントはどこさ。
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タカバシ |
今回のポイントは
「バイザー」を
使い分けるということです。
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シェフ |
バイザーってなにさ。サンバイザー?
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タカバシ |
まあ、そのバイザーですけど、
サムスがヘルメットみたいの
かぶってるでしょ。
あれです。
最初からあるのは、
コンバットバイザーと
スキャンバイザーという2つ。
コンバットバイザーっていうのは、
普通に行動したり、
戦ったりしたりする時に
装着するバイザーで、たぶん、
一番お世話になるものです。
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シェフ |
もいっこは?
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タカバシ |
スキャンバイザー。
生物やコンピューターから
情報を読みとるんです。
今のところは、このスキャンバイザーで
スイッチを探したり、敵を調べながら
コンバットバイザーで敵をやっつけて
進んでいってるところです。
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シェフ |
切り替えられるわけね。
スキャンバイザーでいると、
攻撃できないの?
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タカバシ |
できないんですよ~。
敵がいるだけでドキドキなのに、
「攻撃をかわして、
スキャンをしつつ、反撃する」
という動作でかなりてんてこ舞いになります。
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シェフ |
でたっ! 敵だ!!
とりあえずスキャンだ~!
スキャンバイザー、セット!
それからコンバットバイザーに切り替え!
やっと攻撃だ!
ってなるわけ?
って、まだスキャンが終わってなかったら
もう1回スキャンバイザーセット!
ってな感じで、あわあわしちゃわない?
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タカバシ |
しちゃいます。
でもねえ、それがだんだんうまくできるように
なっていくわけですよ。嬉しいですよ~。
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■■丸くなって転がれ!
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シェフ |
なんかさあ、丸くなって
ごろごろ転がるのあったじゃん。
いままでのメトロイドにもあったやつ。
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タカバシ |
モーフボールですね。
サムスが球になって
コロコロと移動できるという能力。
あれがねえ、またねえ、
「メトロイドプライム」は
ステキなんですよ。
ボールになるところも
バッチリ表現されてるし
このモーフボールの動き方が
すごくいいんです!
武井さんラジコン好きでした?
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シェフ |
うん。
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タカバシ |
あれですよ! コントローラを
操ってる感じがラジコンみたいで、
アナログスティックを
ちょっとだけ倒すとゆっくり動きます。
で、一気に倒すとゴロゴロ転がる。
かなりかわいい!
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シェフ |
坂とかだと、止まんなくなりそうだよね。
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タカバシ |
坂で丸くなると下に転がっちゃいますよ。
爆弾が爆発すると
ポンポン飛んじゃうしー。
この丸い姿にはかなり
愛着を覚えてしまいました。
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シェフ |
これが集まって夜に集会とか
やってたら怖くない? 怖くない?
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タカバシ |
怖いですよねえええ。ふふふ。
僕も丸くなりたいなぁ、とか‥‥
ああ、もう!
本来は狭いところに入っていくための
能力なんですけどね‥‥
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シェフ |
あのさあ、ゲームはサムスの視点だって
言ってなかった?
だとするとモーフボールになってるときは
画面が上下左右にぐるぐるぐるぐる‥‥
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タカバシ |
ならないんです。そのときばかりは
サムスの視点ではなくて、
ちょっと後方から見た視点になるんです。
周りの状況を知りたい時にも便利ですねえ。
今まで3Dの
シューティングゲームは
いろいろとあったけど、
こういう視点で操作ができたのって
なかったんじゃないかな?
もうこれだけで1つ
ゲームが出来ちゃうんじゃないか、
っていうくらい動きが良くできています。
メトロイドプライムでは、
なにはなくとも丸くなってほしい!
このかわいさを是非体験してほしいです。
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シェフ |
かわいい、って。
怖くてドキドキ、じゃないの?
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タカバシ |
モーフボールはかわいいんだけど、
基本的には怖くてドキドキしている
時間の方が圧倒的に長いですよん。
敵が気持ち悪いんです。
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シェフ |
うげええ。そういうの好き。
ゲームボーイアドバンスの
メトロイドフュージョンも
そうだったよね。
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タカバシ |
音立てて近づいてくるし、
見た目もかなりリアルだし。
なかでも序盤に嫌だったのが、
群れで襲ってくる
小さな虫みたいな敵ですよ!
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シェフ |
うわああぁぁぁ。いやだ、でも見たい。
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タカバシ |
数十匹でダダーッと動くんですよ~~~。
鳥肌ものです。
も~、そんなのを発見したら
とにかくビーム連打で
やっつけるしかなかったです。
メトロイドフュージョンの時よりも
プライムはかなり連打をしましたよ、僕。
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シェフ |
踏んづけちゃえば。
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タカバシ |
踏んづけてもやっつけることが
できるんですが、踏みつけると弾けて
体に緑の体液がベットリ
付いちゃったりしますよ。
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シェフ |
うわああああ。
ますますやってみたくなってきた。
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タカバシ |
これ、最初に踏んだときには、
視界が緑の体液で見えなくなって、
ちょっとだけパニックになりましたよ。
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シェフ |
ヘルメットかぶっててよかったね、サムス。
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タカバシ |
そういえば、
水蒸気の前を通ると視界が曇ったり、
水中から上がってくると水が流れたり、
ヘルメットをかぶっているということが
わかる演出がいろいろあって
ビックリしましたよ。
暗いところでビームを撃ったら、
ヘルメットの内側に
自分の顔が反射した時は
心臓が止まるかと思いました。
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シェフ |
(ばかだねえ‥‥)
序盤戦、経過は、どうだったの。
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タカバシ |
えへん。ゲームをはじめて
6時間が経過した頃、
僕はすでに
3体のボスをやっつけていました。
3Dのゲームが苦手な自分としては
相当がんばりました、僕。
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シェフ |
6時間‥‥根気あるねえ。
制限時間とかないんだっけ?
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タカバシ |
途中で制限時間内に
基地を脱出するところがあるんですが、
この制限が結構厳しくて…
大丈夫だろう、
なんてタカをくくっていた1回目は
見事に時間切れで
ゲームオーバーでしたよ~。
2度目はかなり焦って
方向感覚を失いながらも、
残り10秒でなんとか
切り抜けることができました。
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シェフ |
おれなら、大騒ぎしてるね。
隣近所から
「うるさいっ!」って言われそう。
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タカバシ |
まだ操作も軽快にできないうちは、
「うわっ!」とか「だめだ~!」とか
独り言をかなり言いながら
やってましたねえ。
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シェフ |
みんなでワーワー言いながらやっても
楽しいだろうなぁ。
操作が上手になってくると、
また面白さが違いそうだよね。
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タカバシ |
ええ。僕はもうその域まで
たどり着きましたよ。
操作も軽快にできるようになってくると
サムスの視点で進んでいくのが
俄然面白くなってきますからね。
恥ずかしながらサムスに
なりきってしまいます!
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シェフ |
なるほどね‥‥。
サムスは、女性だけどね‥‥。
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タカバシ |
無駄なビームは撃たずに、
一発で仕留められる敵は一発で倒す。
歩きながら敵をロックオンして
攻撃を紙一重でかわしてやっつける。
敵のいい攻撃を引き出して楽しみつつ、
最後は自分が勝つ!
男の美学じゃないですか!?
「俺ってかっこいい~!」
勝手に自分のサムスっぷりに
酔ってしまいました。
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シェフ |
サムスは、女性だけどね‥‥。
いまどのあたりなのさ。
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タカバシ |
今は、迷いに迷ってようやくたどり着いた
4体目のボスに、
こてんぱんにされちゃったところです。
どうやったら倒せるのか、
方法はわかってるんだけど‥‥
でも、今の方法も
なんか効率が悪いんだよなぁ。
なにかいい方法があるはずなんだよな。
(ぶつぶつ)
それを発見できずに、
何度もやっつけられてるとこなんですよ!
ムキー!!
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シェフ |
ボス戦も、メトロイドの
楽しみのひとつでしょ。
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タカバシ |
でもねえ、ただ単にビームや
ミサイルを撃ってるだけじゃ
倒せないことが多いんです。
敵の弱点を攻めたり、
動きを読んで回り込んだり、
いつも頭を使わないと倒せない。
それだけにその方法を
思いついて倒した時の爽快感、
達成感は格別なんですよねぇ。
そして、4体目のボスの
倒し方が思いつかないまま、
体力の限界がきてしまいました。
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シェフ |
そーか。じゃあ僕は、君に攻略法を
聞きながらやることにすればいいね。
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タカバシ |
僕も明日、友達に
攻略法を聞いてみよ~っと。
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シェフ |
それにしても今回のメトロイド、
まだまだ終わりそうにないんだねえ。
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タカバシ |
とてもやりごたえのある
ゲームだと思います。
これからどんな敵が、
そして物語が待っているのか、
クリアするまでにいったい
どれくらい遊べるのか‥‥
シリーズでもあまり語られていない
鳥人族文明の謎や
とてつもない敵が待ちかまえていると思うと、
休んでもいられません!!
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シェフ |
タカバシ・サムスの冒険は
まだまだ序盤ってわけね。
えーとね、でもさ、
次のレポートも待ってるんだよ。
きみはすでにGBAソフト
「メトロイドフュージョン」を
クリアしていますね。
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タカバシ |
ええ、ばっちり。
もう2回攻略しました。
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シェフ |
そこで!
いますぐGBAケーブルを入手して、
GBAとGCを
つないでいただこうではないですか。
そうすると、
ファミコン版の「メトロイド」が
遊べるんだってよ。
君の次回の報告は、それだ!
待ってるぜ~~~っ。
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タカバシ |
ひ~~~ん。
うれしいようなかなしいような。
メトロイドプライムそれまでお預け?
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シェフ |
お預け!!
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