気仙沼のほぼ日便り

来たる、10月26日(日)
気仙沼魚市場にて、
「市場で朝めし。」が行われます!
炭火焼サンマとサンマのすり身汁の
朝めしセットを食べたり、
出船送りに参加したりするのも楽しみですが、
今回は地元のお店がたくさん出店する
「産業まつり」も同時開催なので、
お買い物も楽しめますよ。
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朝めしセットのWebチケット予約は
こちらです!
行かれる方は予約がオススメです。
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今回は、出店するお店をすこし
紹介したいと思います!

●「紅梅」さん
揚げあんぱんとお団子など販売!

紅梅の「揚げあんぱん」は
気仙沼のソウルフードと言っても
過言ではありません!
あんこぎっしりの揚げパンに、
しっかりとまぶされた砂糖の味は、
老若男女、誰もが大好き。
あんこはくどすぎず、
2つくらい
軽く食べてしまう人も多いです。
カロリーメイツ
「気仙沼で一番好きな食べ物は?」と
聞いたときに
「紅梅の揚げあんぱん」と
返ってきたことがあります。
海鮮でなく、あえてパンを選ぶあたり、
かなりの通だと思いました。
気仙沼に何度も来ている
お気に入りの一品です。

●「はまらん屋」さん
はまらん焼きと大判焼きを販売!

気仙沼復興横町屋台村にお店をかまえる
「はまらん屋」さんは、
名物の「はまらん焼き」と
「大判焼き」を販売します。
はまらん焼きとは?
「浜卵焼」という意味だそうで、
海鮮と卵をお好み焼きっぽく仕上げた
オリジナルメニューです。
普段はお店で食べるメニューですが、
今回はお祭りの食べ歩きメニューとして
販売されます。
朝めしセットだけじゃ足りない
カロリーメイツのみなさんとか、
朝めしセットが
食べられなかったみなさんにも、
こういうメニューが用意されていますので、
安心してお腹をすかせてご来場ください!

今回は、食べ歩きにオススメの商品を
お知らせしました。
ご紹介はまだ続きます!

ツリーハウス関連で
石巻へ行く用事があったので、
今、宮城県庁職員として
女川庁舎に派遣されて働いている
「山ちゃん」こと
山田康人さんの案内で
夕飯を食べにいきました。
この日教えてもらったのは
焼肉の人気店「幸楽」さんです。
おいしかったのでサユミシュラン
(気になるお店やスポットへ
独断と偏見による★をつけるシステム)
をやることにしました。

・女川町 焼肉幸楽
復興商店街「きぼうのかね商店街」の中に
お店を構えている「焼肉幸楽」さんは、
女川で肉が食べたいといったら、
地元の人にかならずお勧めされるお店です。
幸楽をおすすめする女川町民の話しぶりから
ごちそうは、いつも食べている魚じゃなくて、
やっぱり「肉」という感じがします。
港町の女川も、気仙沼と同様に、
地元の人の肉を欲する気持ち
ひしひしと感じられました。
きれいなサシの入ったおいしそうな
仙台牛が、この値段!
と驚きます。
お肉はもちろん美味しいのですが、
タレもおいしい!
女川に来るときはまた寄ろうと
かたく心に誓ったのでした。
<また必ず寄りたいおいしさ度★★★★★>

さて、調子にのってもう一つ!
こちらも最近行って、
おいしかったなぁと思ったので、
一緒にご紹介してしまいます。

・気仙沼市南町 旬の味こうだい
南町の通りから
一歩奥に足を踏み入れたところに、
蔵を改装したお店があります。
昨年末にオープンした
新しいお店です。
オススメはなんといっても
刺し盛りです。
ふだんカツオやサンマを見慣れた
我々も、おもわず歓声を上げてしまう、
きれいな刺し盛りなんです。
ちなみにお魚は
ほぼ日乗組員も大変お世話になっている
磯屋水産から仕入れているそうです。
お通しに気仙沼産の「松茸」が
添えられていたり、
初物の牡蠣のフライもいただいたりして、
旬の気仙沼を満喫した気分でした。
<旬の味をおいしく楽しめる度★★★★★>

先日の台風による大雨で、
震災による地盤沈下が
ひどかった地域は、
冠水被害に見舞われました。
女川町の台風被害も大きく、
震災から3年半経った今でも、
まだまだ大変なことがあるなぁと
感じた10月初週でした。

震災からずっと大変だったはずなのに、
もう何ともないような顔をして、
元気にがんばっているお店は、
たくさんあります。
今回ご紹介したのも、そんなお店です。
ぜひ、立ち寄ってみてください。

南町紫市場商店街の
仮設店舗にお店を構えていた、
亀山精肉店さんが、
新しいお店をオープンしました!
おめでとうございます〜!

看板娘の静佳さんが
出迎えてくれました!
静佳さんは、私が
気仙沼に来たばかりの頃からずっと、
会う度いつも明るく話しかけてくれる、
お姉さん的存在です。

震災から3年半、
ずっと頑張っていらっしゃったお店が、
新たなスタートを迎えられて、
ほんとうに嬉しくなりました。

ちょっと涙がでそうになりつつも、
おいしそうなお肉がそろっているので、
お腹がすいてきました。
せっかくなので、
この日特売の牛肉を買って帰りました。
(おいしかったです)

ちなみに
「亀山印の気仙沼ホルモン」は、
お店の名物です!
お土産にもいいですよ。

これは、感覚的に思っていることですが、
気仙沼の人にとって、
「魚」は毎日の食事なので、
「肉」に対しては、
あこがれというか、ちょっと特別な
気持ちを持っているところがあります。
気仙沼ホルモンも、
もとはお肉を食べたい
漁船員さんから広まったものだそうです。
気仙沼ホルモンは、
下味がしっかりついたホルモンの下に
千切りキャベツをしいて、
ウスターソースをかけていただきます。

お店には気仙沼の地元の方々だけでなく、
全国各地からのお祝いのお花が
ところせましと飾ってありました。
改めて、おめでとうございます!

ほぼ日メンバーもよくお世話になっている、
気仙沼観光タクシーさんが
素敵な新社屋を建設されました!

こちらは、ご縁あって、
ほぼ日やTOBICHI、
ミグノンプランなどの
内装や外装を手がけて下さっている
三角屋の三浦さん
設計を担当されています。
ほぼ日でも、こちらのページ
紹介されております。
先日、私も完成したばかりの建物に
お邪魔させて頂きました!

入り口は会社のマークである「B」の
大きなハート形看板が掲げられています。
中はとても明るくて、
こんなにさわやかなタクシー会社を見たのは
初めてかもと思いました。

特に印象的だったのは
二階のウッドデッキスペースです。
吹き抜け空間に木が伸びているので、
二階にいるのに、
周りには木や、芝生もあって、
とても心地の良い空間でした。

社長の宮井さんは、
気仙沼クリスマス
イルミネーションプロジェクト

実行委員長をつとめたり、
「走る水族館」をコンセプトに
海の生き物柄の
派手なタクシーを走らせたりと、
気仙沼を楽しくする活動を
たくさん実行されています。

この新社屋でもきっとそのうち、
なにか素敵なイベントが
あるんじゃないかなと
楽しみに待っております!

また、今回このタイミングで、
タクシーのオリジナル
デザインコンテストが行われ、
入賞したこどもたちのデザインしたタクシーが、
お披露目となりました。

普段自分で車を運転することが多いのですが、
たまに乗ったタクシーが
「走る水族館」シリーズだったりすると、
「今日はラッキー!」って気持ちになります。
気仙沼を訪れたら、
ぜひ探してみて下さい。

※写真で伝えきれなかった
新社屋の全体像は、
パンフレットで紹介されていました。
ちなみにこちらの新社屋には、
「皆さんが笑顔になるように」という
想いをこめて、
「本社ワンダーランド」と
名前がつけられているんだそうです。

今年も、無事目黒のさんま祭が終了しました!
私は今回で3回目、
「さんまのすり身汁」チームとして参加です。
と元乗組員の
そして
立川志の輔師匠も、ゲストとして
焼き隊に参加してくださいました。

今年は天候にも恵まれ、
焼さんま5000尾、すり身汁2000杯を
お客様に食べていただくことができました。
販売を終え、休憩時間に
ようやく食べることができたすり身汁は、
さんまのダシがきいていて、
体にしみ込むようにおいしかったです。
そして、服にしみこんだサンマのにおいは、
2回洗濯してもまだ残ってます‥‥。
それでも「来年また来たいなぁ」と
思ってしまうのがさんま祭です。

さて、今回さんま祭のテキスト中継
すこし触れた通りですが、
第3回の気仙沼さんま寄席
2015年5月末に行われる予定です!
気仙沼のほぼ日の大イベント!
今から楽しみにしております。

来たる、9月14日(日)、
目黒区田道広場公演にて、
目黒のさんま祭」が行われます。
過去に行われた「気仙沼さんま寄席」は、
このお祭りのさんま代を稼ぐものとして、
始められました。

メインは焼さんま5000尾のおふるまいですが、
その実体は、気仙沼の有志が、
夜行バスで目黒へ向かい、
さんまをひたすら焼き、つみれ汁を作り、
そのままバスで深夜に帰ってくるというものです。
ハッキリ言うと、気仙沼の参加者に、
ほとんど利益はありません。
むしろ参加費が必要なくらいです。
でも、みんな、東京のみなさんに
おいしいさんまを食べて欲しくて、
ワクワクしながら夜行バスに乗って行くのです。

私も最初は、苦労の多いお祭りだなぁ
と思っていましたが、
参加をしてみて、
キラキラ太ったサンマを、
「おいしい!」と食べてもらえることの
喜びは、多少の労力くらいなんでもないほど、
嬉しいものだということが分かりました。
去年の様子はテキスト中継がありますので
こちらをご覧ください。

思い起こせば、
昨年は、朝から台風のような大雨でした。
一時は中止も検討されたのですが、
すでにカッパを着たお客さまが
会場にずらりと並んでいたため、
開催を決行。
しかし、途中からは雨がやみ、
暑いくらい日差しが照りつけるという、
ドラマチックな天候の一日でした。

さて、今年はというと、
今のところ、日曜日の天気予報は
晴れのようですし、
台風の接近もなさそうです。

先日気仙沼で行われた全体会では、
各担当の最終確認がありました。
今年も準備は万端です。
最後は「どや節」の練習をして、
締められました。

私は3年目の今回も、
「さんまのすり身汁」チームです。
1杯100円という、
大サービスのすり身汁は、
毎年13時くらいには完売してしまいます。
ちなみに、焼さんまも、
閉会時間を待たずに、5000尾の
振る舞い終了になることがほとんどです。
お早めにお越し下さい!

行ってきました。「海の市」!
7月19日に
グランドオープンしていたので、
ちょっと遅い情報ですが
ご紹介します。

海の市とは?
気仙沼魚市場の隣にある
観光向けの複合商業施設です。
2階、3階は
「シャークミュージアム」と
「気仙沼市観光サービスセンター」も
あります。

そんな海の市ですが、
気仙沼のほぼ日的に
おすすめしたいポイントは
「うまけりゃうれるべ市」で
紹介した商品がたくさん買える!
ということです。

私が発見したのは
石渡商店さん ふかひれ小籠包
波座物産さん 昔ながらの濃厚熟成塩辛
(うれるべ市でいつも販売している
塩辛「波座」は「胴だけ」を使ったもので、
こちらは少し異なりますが似ている商品です。)
斉吉商店さん 金のさんま、海鮮丼など
横田屋本店さん 
 のり佃煮、たこわさびあえなど
かに物語さん ビスク
・大菊さん 炭火手焼きふりかけ
などなど‥‥

お食事ができるお店も
たくさん入っているので、
ランチに立ち寄るのもいいですね。
個人的には、
ホヤぼーやグッズが
充実していたことも、
忘れずにお伝えしておきたいと思います。

全体的に、明るくて、綺麗で、
デパ地下っぽい雰囲気です。
気仙沼に来て、
いろんなお店に寄ってみたいけど、
滞在時間が短くて全部寄れない‥‥
という悩みも、
ここで解決しそうですね。

気仙沼の鹿折地区にある、
気仙沼鹿折復幸マルシェ」が
土地区画整理事業にともない、
8月末をもって、
閉場することになりました。
9月以降は新名称の
商店街の運営が始まるそうです。
現在、入居していた各店舗は
移転の準備を進めています。

先週行われた「さよなら大感謝祭」では、
LIGHT UP NIPPONによる、
打ち上げ花火や、
ともしびプロジェクト
キャンドルセレモニー
音楽ライブ、
屋台などもありました。

私は11日に行われた花火に合わせて、
会場に向かいました。
このあたりは、
まだほとんど建物が建っていないので、
視界を遮るものがありません。
こんなに花火を近くで
大きく見ることができたのは、
初めてだったように思います。

歓声をあげる人も、
涙を流している人もいて、
それぞれに、
花火を眺める思いがあるんだなと思いました。
花火のあとも、ずっと人が集まっていて、
私も、知っている顔にたくさん会いました。
マルシェはこれまで、
気仙沼外からやってきた
ボランティアの方や、
NPOの方の受け入れを
積極的に行っていたこともあり、
ここにくると、いつも、
「こういうイベントをやるよ」とか、
「次はこんなことをやりたい」とか、
話しあっている人たちがいて
新しい刺激をもらえました。

それだけでなく、
さんま寄席のポスターを
貼ってもらったり、
ふつうにご飯を食べにきたりと、
私もお世話になったので、
マルシェがなくなるのは寂しいです。

この場所での営業もあと少し。
入居していたお店が
また新たな場所で
オープンを迎えます。

8月に入って、気仙沼みなとまつりと、
ツリーハウスのイベントが1つ
終わりました。
夏もそろそろ終わりかも、
と、少し寂しい気持ちになります。
でもまだ8月ですから、
もっと夏っぽいことを
してみたいとも思っています。

みなとまつりの時は、
それに合わせて帰省する人も多く、
人の多さにびっくりしました。
けれど、一番びっくりしたのは、
私の高校時代の同級生、友人たちが
お祭りの「はまらいんや踊り」に
参加していたことです。
(私の母校は仙台にあります)
みんな気仙沼出身ではないのに、
なぜ、踊ってるのだろうというか、
なぜ、気仙沼にいるのだろうと
驚きましたが、
はまらいんや踊りは、
全国各地から参加者がやってきて、
参加するからこそ
面白いものなのだそうです‥‥。
実は私も「踊ろうよ!」と
毎年誘ってもらっているのですが、
文化部育ち、インドア派の私には、
ためらいと気恥ずかしさがあり、
まだ参加できていません。
いつか、じぶんの殻を破れる時が
くるのでしょうか。

そして、先週9日には、
ツリーハウスでのイベント
大人もこどももシネマホリデー」も
無事終了しました。
あいにく、天候には恵まれませんでしたが、
それでもお客さんがいらしてくださって、
楽しい時間をすごすことができました。

夜の映画上映は、天候の都合上
結局室内で行う事になったので、
次のイベントの時こそは、
空の下で映画を観てみたいなぁと
思います。
ご来場くださったみなさま、
ご協力いただいたみなさま、
ありがとうございました!

それにしても、
台風や、雨の予報もあったので、
空模様に一喜一憂した一週間でした‥‥。
「雨でも楽しい」イベント開催が
できるように、準備しないといけないなと、
ひとつ、勉強したような気がします。

6月に行われた
マジカル気仙沼ツアー
パン作りのワークショップを
行ってくださった梶晶子さんが、
ばっぱの台所
またパン作りを教えてくれました。

梶さんは、東京・西荻窪で
happy DELI」という
天然酵母のパン屋さんと、
パン教室を開いていらっしゃるのですが、
震災後は東北各地で移動パン教室を
精力的に行われています。

通称「ポリパン教室」と呼ばれる
梶さんのレッスンは、
パンをボールや台でこねずに
すべて「ポリ袋」で作るのが特徴です。
材料をかくはんするため、
ポリ袋をシャカシャカ、
思いっきり振る行程があるのですが、
振りながら踊る人が続出し、
会場は異様な熱気に包まれました。
動画を撮っておけば良かったです。

もちろん、楽しいだけじゃなく、
洗い物も少なく、だれでも簡単に
おいしいパンが出来上がるので、
いいことずくめです。

最後にフライパンで焼き上げたパンを、
madehni(まで〜に)」の
スープとともに、いただきました。
パンとスープ、最高!
ちなみに「まで〜に」とは、
ほぼ日でもよくお世話になっている
斉吉商店さん、アンカーコーヒーさん
八木澤商店さん、石渡商店さんが
共同開発したブランドです。
第一弾として、
スープ8種が発売されています!
(第二弾、第三弾も期待して
待っています!)

魚料理や和食が
主役になることの多い気仙沼では、
「洋」のおいしいごはんが食べられると
なんだか特別感があって、
嬉しくなります。

梶さん、ありがとうございました!