気仙沼のほぼ日便り

気仙沼もそろそろ梅雨が明けて
本格的な夏になりそうです。

この季節、
個人的におすすめの
夏の食べ物を2つご紹介したいと
思います!

一つ目は、
うまけりゃうれるべ市でも
大変お世話になっている
横田屋本店さんの
「塩うに」です。
ウニが獲れる時期にだけ
作られる、「塩うに」は
その名の通り、
塩とウニだけで作られています。
そのため、賞味期限は
2週間と短めですが、
私がいままで食べた「塩うに」のなかでも、
これは、ウニそのものの
おいしさが味わえる気がしました。

大きく「うに」と書かれた
このパッケージ‥‥!
これだけでおいしそうだなぁと
思ってしまうのは私だけでしょうか。
贈答品としておすすめです!
あ、ほぼ日でも人気の「のり佃煮」も
ぜひ、一度食べてみていただきたいです。

そして続きまして、
暑い日にとくにおすすめなのが、
虹の森焼菓子店さんの
かき氷です!
こちらは「いちごミルク」味です。
ごろごろしたイチゴが
たっぷりかかっていて、
食べ応えがあります。
初めて食べたとき、
食べているうちから、
もう一個食べたいなぁと
思いました。

お店では、ベーグルや、サンド、
クッキーやケーキの焼菓子も、
もちろん購入できますよ。

気仙沼は夏が短いので、
夏だけの限定商品は、
超限定商品と言ってもよいかもしれません。
まだまだほかにもおすすめがありますので、
また紹介したいと思います。

最近、魚市場に行くと、
いつも大量のカツオが並んでいます。
気仙沼は例年、
カツオの水揚げが日本一になる街なので、
カツオはとても身近な食べ物です。
このあたりは「タタキ」にせず、
そのまま刺身で食べる事が多いのですが、
新鮮なカツオは
色がとてもキレイで、甘いです。
生魚っぽさというか、
生臭さというか、
そういうのは一切ありません。
魚介類の甘さって、
不思議ですよね。

ところで、先日、
ただいま製作中!」にも
UPしたのですが、
藤田製函店さん(箱屋さんです)に、
カツオをまるまる一本もらいました。
実家のばあちゃんや、
魚料理をメインに出していた
昔のアルバイト先の親方のことを
思い出しながら、
悪戦苦闘しつつも、
うまれて初めて
カツオをさばきました。

いや‥‥正確に言うと、
三枚におろすところが
うまくできなくて、
その場に居合わせた
料理上手の友人、
しん君に手伝ってもらいました。

なんとか、
刺身の形にはなったのですが、
さばいただけで、すごい疲労感。
ちなみに、4枚目の写真は、
「福よし」さんで食べた
磯屋水産のカツオです。
これも、ホントにうまかった‥‥。
腕がすばらしいと、
こんな風に刺身が美しいんですね。
気仙沼の嫁としては、
もっとカッコ良くさばけるように
なりたいな〜と思いました。

それにしてもカツオを
まるっと一本もらうなんて、
贅沢ですよね。
自慢になっちゃいますが、
ホタテ、ウニ、牡蠣、なども、
事務所でよく頂きます。
今晩のおかずをいただいたり、
お花をいただいたりすることもあります。

そして、いただいた人には、
そのお礼に、何かを差し上げたり、
またまたそのお礼に何かをもらったり‥‥
こういう「やったりとったり」が続いていく、
ゆったりしたコミュニケーションが、
気仙沼のいいところです。

気仙沼はまだ梅雨明けしていませんが、
暑くもなく寒くもなく、
気温的にはちょうど良い感じです。
この時期、
さまざまなお客さまがいらっしゃって
私もたびたびツリーハウスを
ご案内しています。

そんな中、
東北ツリーハウス観光協会
代表理事でもある糸井重里が、
みうらじゅんさんを
連れて、ツリーハウスのある
徳仙丈にやってきました。

みうらさんが、気仙沼にいらっしゃるのは、
これで3回目だそうです。
みうらさんは、
ホヤぼーやともすでに面識があり、
さすが「ゆるキャラ」
名付けの親だなぁと思いました。

今回のみうらさんの気仙沼来訪が、
どんなことにつながるのか、
私も楽しみにしています。

Googleさんの試みで、
東北の沿岸部を海から船で記録する
海からのストリートビュー」が
始まりました。

地球儀のようなカメラを
船上にとりつけて
岩手県〜宮城の沿岸部を
数ヶ月間にわたり撮影するそうです。
東北ツリーハウス観光協会
みっちーこと斉藤道有さんも
協力しております。

デモンストレーションの時に、
私も船に乗せてもらいました。
船の上って、つまりは水の上なので、
涼しい風がふきぬけて気持ちいい!
今回のプロジェクトの、
地元協力者である「まさや君」が、
船を運転してくれています。
ワイルドな風貌と裏腹に
優しく気のいい海の男です。

海からのストリートビューを
撮影するということは、
今の東北の海辺の街のようすを
記録していくことでもあります。
常に工事の音が聞こえて、
急速に景色が変化している街で、
この先「あの時、こんな感じだったな」と、
思い返すときもあると思います。

船から海ごしに街を眺めると、
よく知っている場所でも
初めて見たような気持ちになって新鮮です。
私の生まれ育ったところも
海の近くだったからかもしれませんが、
船に乗りながら、
海辺の街はやっぱり居心地がいいなぁと
思いました。

マジカル気仙沼ツアーが終わって、
はや、2週間がたとうとしています!

ラッピング風バスと
アンカーコーヒー
紀子姉さんのバスガイド、
ツリーハウスでのパン作り、
磯屋水産の竜司さんの
マイクパフォーマンス‥‥。
いろんな思い出がありますが、
いちスタッフの私も、
すごく楽しいツアーでした。
こちらのテキスト中継
当日のようすを振り返ることができます。

その時の様子を
気仙沼のほぼ日にも
載せようと思っていたのに、
だいぶ時がたってしまいました。
ツアー以後
燃え尽きたわけではなく、
その間に、福島に行ったり、
ツリーハウスにいろんな方を
案内したりしていました。
その様子は、
またそのうちにご紹介したいと思います。

今は梅雨なんですけれども、
暖かくなってきて、
動きが活発になってきた感じがします。
いや〜暖かいということは、
とてもいいですね〜。
寒いときはどうしても、
固まって、動きが鈍く、
体も重くなってしまいます。

一関に1棟のツリーハウス、
気仙沼には2棟のツリーハウスができ、
石巻には1棟が現在も建設中!
さらにあらたなツリーハウス作りを
東北ツリーハウス観光協会がすすめています。

完成したツリーハウスを
どうやって使っていくか?
ということについては、
現在思案中です。
イベントを開催したり、
訪ねていただいたときに、
なるべく多くのみなさんに
楽しんでいただけるように、
考えていきたいと思います。

気仙沼ではカツオがシーズンオン!
海も山も楽しめるよう、
気仙沼が盛りあがったら
いいなぁと思います。

もうすぐマジカル気仙沼ツアー!!
気仙沼のほぼ日にとって、
大きなイベントが迫って参りました。

ツアーのお客様として
来ていただいたみなさまに、
そして、当日のテキスト中継を
ご覧になった方々に、
気仙沼の楽しさや、
魅力を存分にお伝えできたらなぁと、
鼻息を荒げながら
準備を進めております。

気仙沼の気候もすっかり暖かくなって、
山は緑がいっぱいです。
先日、アウトドアメーカーの
LOGOSさんに
ツリーハウスの取材を
していただいたときに、
人生で初めてハンモックに乗りました。
ずっと乗っていたいくらい、
乗り心地よかったです。
この、リゾートハンモック
おすすめですよ。

今回のツアーは、
そんなツリーハウスの山あり、
おいしい海の食べ物あり、
コーヒーあり、ホヤぼーやあり、
お隣の陸前高田にもちょっと寄ったり、
盛りだくさんの予定です。

そうそう、ホヤぼーやと言えば、
気仙沼の酒造、角星さんから
ホヤぼーやワンカップが
発売されました。
私は、すがとよ酒店さんで購入しました。
コップがかわいいので、
下戸の私も、どうしても欲しくなって、
発売日に買いに行ってきました。
1個350円(税別)です。
中身は「別格」の
「特別本醸造」だそうです。
お土産にもおすすめ…!
気仙沼市内の酒屋さんで
取り扱いがあるようです。

私の最近のもう一つのおすすめは、
K-portのテラス席です。
海も見えるし、得した気分!
今週、仕事で外回りをした日は、
気仙沼も30℃近くになりました。
アイスコーヒーのおいしい季節です。
私の表情は薄笑いですけれども、
気分はリゾートです。

ツリーハウスの材料となる
流木を拾いに、
気仙沼市本吉町の小泉海岸へ
行ってきました。

すでに、復興協会の方々が
浜清掃をしてくださった時に
集めていた流木から、
材料に使えそうなものを
いただくことになりました。

砂浜は、津波で流されてきたのか、
河原の石っぽいものが
ごろごろころがっていました。
ですが、浜清掃のおかげで
自然物以外はほとんどなく、
きれいになっています。

それにしても、このあたりは、
大きな貝殻が多いです。
波にもまれて、
真っ白になっている大きな貝殻が
たくさんありました。
ひとつ山をこえるだけで、
浜辺に打ちあがるものは、
ぜんぜん違ってきます。
頭ではなんとなく理解していたのですが、
いろんな浜に行く事が増えたので、
実感するようになりました。

あとは、私の好きな
カシパン(ウニの一種)も
たくさんありました。
中川翔子さんのブログに、
よく「スカシカシパン」が出てきますが、
それと同じカシパン類です。
これはたぶん、
ハスノハカシパンだと思うのですが、
自信がありません。
もし、詳しい方がいらっしゃったら
教えてください。
この、花のような模様は、
ずーっと見ていても飽きないくらい
きれいです。
しかしあまりにずっと見ていたら、
日が暮れてきました。

という感じで、
流木拾いから貝殻拾いへ、
そして最終的にはカシパン探しに
移行してしまいましたが、
無事、ツリーハウスの材料になるくらいの
材料は集まりました。
どんな風に取り付けられたかは、
東北ツリーハウス観光協会
ページでご覧ください。

先日参加した、
気楽会の観光案内課
ひとめぐりツアー」のなかで、
塩作り体験をしてきました。

岩井崎は仙台藩の時代から、
塩作りが行われてきた場所で、
目黒のさんま祭でふるまわれている
焼きサンマの塩も
ここの塩が使われているとか。

ちなみに、この塩作り体験は
非常に簡単です。
あらかじめ、煮沸しておいた海水を
さらに煮詰めて、とにかく水分を飛ばします。
そうすると、塩ができます。それだけです!

最後は、名前入りの瓶に入った「マイ塩」を
お土産として持ち帰ることができます。

今回私は、ツアーの中に
組み込まれた塩作り体験をやりましたが、
普段は、気仙沼市外地から
20分ほど南下した場所にある、
岩井崎塩作り体験施設にて、
体験できるそうです。
ちなみに1回500円です。
マイ塩のお土産が欲しい方は
チャレンジしてみてください。

先日再開した
シャークミュージアムに行った帰り、
サメ熱がさめやらず、
南町紫市場にある「シャークス」というお店に
行ってきました。
こちらは、前々から
「サメグッズが売ってるお店がある」と聞いて
気になっていたのですが、
まだ訪れた事がありませんでした。

お店の中は、さまざまな
サメグッズがたくさんありました。
鮫皮財布、サメおろしや、
サメの健康食品、
サメの文房具、ふかひれスープ‥‥。
あらゆる「サメ」がそろっています。

店長の熊谷さんはサメが好きで、
もともとサメに関わるお仕事を
されていたそうですが、
震災で被災され、震災後に一念発起して
このお店をはじめられたそうです。
お店で人気なのは
シャークスのロゴが入った
お店のオリジナルTシャツです。
(着ている人を何人かみかけたことがあります)
でも一番のおすすめポイントは
サメに関する知識を、
店長さんから教えてもらえることです。
気仙沼のサメの水揚げは全国一位ですが、
こういうサメ愛に溢れたお店は
なかなかありません。
サメ好きのかたはぜひ訪れてみて下さい!

そしてこの日、
わたしはもう一つ発見をしました。
それは、気仙沼駅前にカフェが
オープンしていたことです。
お店の名前は
Sea Candle Coffee」です。
おいしいコーヒーと、
サンドイッチ、カレーなど、
軽食をいただく事ができます。
大船渡線の待ち時間(けっこう長い)に、
ぜひ立ち寄りたいお店です。

気仙沼には、よくお世話になっている
アンカーコーヒーさんのほか、
ヤッセコーヒーさん、ヴァンガードさんなど、
おいしいコーヒーを飲めるお店がたくさんありますよ。
どのお店も個性があって素敵なので、
お気に入りを見つけるのもいいと思います。

今回は、サメとコーヒーという
一見なにもつながりがなさそうですが、
「私のなかで個人的に今アツい
気仙沼の2つのキーワード」として、
お店をご紹介させていただきました。
ではまた!

先日、ホヤをいただきました。
ホヤは、気仙沼や三陸では
とてもポピュラーな海産物です。
気仙沼の観光キャラクター、
ホヤぼーやの「ホヤ」でもあります。

実家の近く(宮城県内)のスーパーでも
ホヤは魚売り場に並んでいましたし、
私は両親が石巻出身ということもあり、
こどもの頃からよく食卓に登場しました。
口に入れると、磯の味というんでしょうか、
さわやかな香りが広がって
とてもおいしいです。
ホヤは日本酒に合います。
なので、ホヤが好きと言うと、
「酒好きだね!」と言われますが、
私は下戸です。
ご飯のおかずとしてもおいしい、
と、私は思います。

そんなホヤは、
「見た目がグロテスク」と
言われたりもしますが、
ホヤぼーやに慣れ親しんだ目で見つめると、
かわいらしく見えます。

中身の取り出し方は簡単です。
突起を切り取って、身の縦方向に包丁をいれ、
はがすように身をとりだします。
あとはワタを取り除いて洗えばオッケーです。

これは昔、アルバイトしていた店の
親方に教わりました。
そういえば、親方はホヤが苦手でした。
地元の方でも「食べない」という人がいるので、
結構好き嫌いの分かれる食べ物だと思います。
ホヤの中に入っている水(ホヤ水)をつけて
食べてもいいですが、
私は酢が好きなので、
だいたい三杯酢で食べます。
ホヤ水を取り出したい場合は
二つある突起のうち
「+」になっているほうを
切り取り、中の水を押し出します。
突起の片方は「−」になっていて、
こちらを切るとホヤの排泄物が
出てしまいますのでご注意を。

新鮮なホヤは刺身で食べてもおいしいです。
鮮度が命の食べ物ですので、
鮮度が落ちると急に苦みや臭みがでてきて、
そうなるといくらホヤ好きでも、
おいしくない、と思います。

苦手な方も、いちど三陸で、
とれたてを食べてみてほしいと思います。