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2008/07/02 12:18
本居宣長
では、五十音表の起源は
どこなんでしょうね?
「それは、この人に訊くといいよ」
『本居宣長』小林秀雄。
吉本さん
に近づいてきました。
2008/07/02 12:12
日本書紀をひもとく
「こうして
巻き物を
ひもときましてね」
実際に“ひもとく”人を
はじめて見ました。
「ほうら、ここにあるでしょ、
カタカナが。
こうやって、中国からきた
漢文を読むための補助として
カタカナを振って
読んでいたんですねぇ」
そういえば、高校のとき
こうやって漢文を読んでいました。
「カタカナの文字が、みんな
左下に流れる形をしているのは、
こうやって文章に
クサビを打つような機能があったからだと
いわれてるんです」
ほおおおお。
これがカタカナのはじまり。
だから、カタカナは記号っぽいんですね。
だから、アイウエオはカタカナはじまり
なんですね。
2008/07/02 12:09
そんでね
「そもそも
カタカナというのは
どういう文字だったかというとね
(ゴソゴソゴソ)」
‥‥日本書紀。
「帰りたくなってきた?」
いえいえいえいえ。
「とうとう巻き物の世界まで
来ちゃいましたねぇ」
2008/07/02 12:05
ではカタカナは
ひらがなは
文楽や歌舞伎の浄瑠璃文に
たくさん残っているそうです。
どちらかというと
歌や楽譜がひらがなに
ぴったりだったんですね。
「では、カタカナはというと、
こういう、西洋事情みたいな本の
“理解するため”の字として
使われていたっぽいわけ」
なるほど。
2008/07/02 11:58
ひらがなは
100種類以上あった
なんでアイウエオは
カタカナからはじまったんですか?
「それはね、
むかし、ひらがなは
100種類以上字があったからです。
変体仮名といいましてね、
たとえばこれ!
この本、ぜんぶおんなじ
『詞の玉緒(ことばのたまのお)』
というタイトルなんですよ。
だけど、一巻から七巻まで
おなじ表記をするのは避けて、
こんなふうにしてるわけです」
あ、おそば屋さんの看板も
読めない字で書いてあるのは、
その、粋な仮名なんですね。
「そーそー」
だから、五十音に
まとめられなかったんですね。
「というのもあるし、
ひらがなというのは記号というより
もっと、魂に近い
存在だったからだろうね」
へぇぇぇ。
2008/07/02 11:52
江戸時代
「ちなみにこれは
江戸時代の庭訓往来っていう、
いわゆる往来ものって
呼ばれるやつなんだけどね」
‥‥江戸時代ですか。
「うん、江戸後期です。
各ご家庭に一冊、みたいな本で、
昔は教科書がなかったから
寺子屋もこういう本で
勉強したりしていたのね。
ここにいろはが載ってます」
はああ。ここは博物館じゃなくて
デザイン事務所ですよね?
しかも、祖父江さんは
おもしろい顔ができる人じゃなくて
日本を代表する
ブックデザイナーですよね?
2008/07/02 11:44
あいうえおは
アイウエオ
「あのねぇ〜
あいうえおってのはもともと
カタカナのものだったんだよ。
ほら、明治初期の教科書には
(明治7年が教科書スタートだそうです)
カタカナでアイウエオが載ってて
ひらがなは、いろはにほへと
なんですよ」
わーほんとうですねーー!
「むかしの人は
声に出す感じをひらがなで、
文章を理解する感じをカタカナに
していたみたいだよ」
2008/07/02 11:38
その資料とは
7月19日に使用する資料とは、
あいうえおの表です。
2年前、コズフィッシュさんに
入り浸りの生活をしていた際、
五十音表がものすごく存在していることを
コズフィッシュの本棚を
嫌というほど立ち読みしていた
わたくしは憶えておりましたのです。
祖父江さん、ご協力ありがとうございます。
じゃ、この教科書をちょっと拝借して‥‥
「これだけでいいの?」
‥‥というと??
2008/07/02 11:30
そ〜ぶえさ〜ん
お久しぶりの登場です。
グラフィックデザイナーの
祖父江慎さんの
事務所に来ています。
どのくらい久しぶりでしょうか。
祖父江さんには、2年前に
よしもとばななさんの
『ベリーショーツ』を編集制作した際、
たいへんお世話になりました。
で、このたびはですね、
ばななさんのお父さんである
吉本隆明
さんが
7月19日に行うイベントの資料を
拝借しに、
祖父江さんの事務所コズフィッシュに
おじゃました次第です。
2008/07/01 22:11
熱唱系やら、
おかしな格好やら。
取材から帰ってきたら、
なにやら、さわがしいオフィス。
なになに?
やや周囲に気をつかいつつも、
かなり熱唱する
。
見守る
そして、「歌」といえば、
この人も黙っちゃいません。
熱唱
。
左手には、午後ティーマイク。
(後ろには、吹き出す
)
昼間の制作中にあった
「美声」関連のことのようです。
と、そこへ、
おかしな格好の人が帰ってきました。
です。
「みんな、超見るんだもんー。
恥ずかしかったわー」
当たり前や。
だってこの格好で、
電車で帰ってくるって目立つよ。
両手に、実物大以上の吉本さんの顔写真、
さぞかしみんなの
人気者だったことでしょう。
は〜今日は一日、
スッキリした天気でしたね〜。
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