ロンドンにいる友人のひとり、べロニカはチェコ人だ。 それまで私の中でチェコといえば、 ところが、いざ着いてみると様子がなんだかおかしい。 私たちはやっとのことでプラハのホテルに到着し、 数日後、べロニカが車でプラハまで迎えに来てくれて、 この時まで知らなかったが、べロニカの故郷は小さな炭坑の町だった。 1993年にチェコとスロバキアに分かれるまで、 国が貧しかったため、西ドイツへ旅行へ行くときは やっと訪れたコミュニズムの終焉は、 べロニカと私は同年代だ。 チェコのクリスマスは、 私たちがロンドンに帰る前の晩、 90歳になるおばあちゃんは、 私は、べロニカのおばあちゃんにまた近いうちに会えますように、 あれ以来、旧チェコスロバキアで作られた 長くなってしまったけれど、そんな経験から、 ※ヴァーツラフ・ハヴェル/ (つづきます) |