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糸井 | やあやあやあ! お待たせしました。 |
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清水 | (すでに到着) おひさしぶりです! なんかブイヨンが飯島さんのチキンを 食べちゃったんですって? |
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糸井 | そうなんですよ。 そんなことする犬じゃなかったのに。 |
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糸井 | それからね、どうも不良化しててさ、 散歩から帰ってきたとき、 ぼくがお風呂場でお湯を出している間、 玄関の土間のところでおとなしく、 足を洗われるのを待ってたのに、 今日、こう、廊下のほうまで、 足をかけてたりしててさ(笑)。 不良化! そんなことなかったの。 ない犬なのに。 |
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飯島 | やったぁ(笑)。 人生たのしまなきゃ、みたいな。 |
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糸井 | まいったよ。ほんとまいった。 で、目が合った途端に、 さぁっと犬小屋に逃げてさ。 |
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清水 | うちは、飯島さんのチキンじゃないけど チキンに味付けしておいて、 寒いからベランダに置いといたの。 そしたら、猫がそれずーっと見ながら、 ものすごい量のよだれを垂らしてたって。 食べなかったけど。 |
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糸井 | ははははは! ものすごい量のよだれ! その猫はよその猫? |
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清水 | うちの猫。 |
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糸井 | 食べなかったって、えらいね。 |
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清水 | 人間の食べ物あげたことないから。 |
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糸井 | うちは、ひとが変わっちゃったっていうか、 困ったなぁ。 (飯島さんに)‥‥で、今日は? ぼくも知らないで来てるの。 誰も知らないの。 |
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清水 | へぇー。 |
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飯島 | 今日は、いろいろありますよ。 |
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清水 | いいな。 ひとんちにおじゃまして、ご飯って、 ほんとしあわせですよね。 だって、ないもん、あんまり。 |
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糸井 | しかも、ただの ひとんちじゃないからね(笑)。 悪い人だからね。 |
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清水 | どこがですか?(笑) あ、犬をね。 |
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糸井 | オレ、いま、ものすごく順調に ダイエットができてるんだよ。 |
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清水 | ああー‥‥ NHK(ためしてガッテン!)のやつ? |
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糸井 | そう、計るだけダイエット。あれはいい。 いま、すごい専門家なんだよ。 |
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清水 | ちょっと、待ってください。 何日目? ダイエットし始めて。 わたしものすごいうるさいですよ? ダイエットは(笑)。 |
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糸井 | そう? |
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清水 | 何日目? |
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糸井 | ‥‥‥‥10万、4日目? |
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一同 | なはははは‥‥(笑)。 |
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糸井 | いや、4日はウソかな。 5日か6日かな。 |
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清水 | ほんとにそんな程度なんですか? |
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糸井 | でも、もうきれいに1.5キロいきましたよ。 |
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清水 | ふーん。 |
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糸井 | しかも一番減らしたかったお腹の脂肪ですよ。 |
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清水 | でも、うーん4日目だと、うーん。 |
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糸井 | 10万7日! じゃあ。 |
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清水 | ダイエットし始めて下がったときは、 やっぱり、しゃべりたがるもんなんです、人間。 ふっ(笑)。 |
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糸井 | 禁煙みたいな。 |
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清水 | あ、禁煙そうでしたね。 よくしゃべったわたしも。 いまぜんぜんでしょ。 |
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糸井 | ぜんぜんです。 |
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清水 | じゃ、すごく健康体ですよね。 |
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糸井 | そうですっ。 |
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清水 | 「ガッテン」、今週の見ました? |
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糸井 | 見た。 でも、来週に持ち越しなのよ、結論は。 2週連続の回だったの。 (「女性の最強ダイエット」の回のこと) |
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清水 | わたしも半分までしか見れてなくて。 |
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糸井 | オレも録画してたのを見ようと思ったら (志の輔さんの口調で) 「ということで、来週でございぁす」 って(笑)。 |
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清水 | モノマネしなくていいよ! |
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糸井 | ははははは。 |
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清水 | はははは。 気持ちはうれしいですけど。 |
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糸井 | 清水さんの影響を受けたの。 そういうつもりはなかったんだけど(笑)。 |
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清水 | (やさしく)いまは説明をしているんだから、 モノマネはしなくていいのよ? |
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── | そろそろお席におつきください。 |
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清水 | はぁーい。 |
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糸井 | はーい。 おそくなりましたが 清水さん、「LIFE2」のエッセイ、 「クリスマス」、ありがとうございました。 |
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清水 | こちらこそありがとうございました。 |
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糸井 | で、『バッタもん』だよ。 |
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清水 | そう、『バッタもん』。 ほめてくださって ありがとうございました。 |
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飯島 | はい、どうぞ。 ホタテとイカとセロリのサラダです。 |
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糸井 | おおおおお。 まず、食いましょうかね。 |
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清水 | そうしましょう、そうしましょう。 うわぁー、すごくおいしそう。 いただきます! あっ、しょうが、おいしい! |
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── | しょうがも入っているんですね。 |
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糸井 | うん。 |
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清水 | そうとう入ってますよね。 |
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飯島 | はい、大さじ2はいぐらい入ってます。 |
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糸井 | 温かいお刺身みたいな感じもある。 |
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清水 | うんうん、ほんとだ。 イカにそんなに 火が通ってないって感じなんですね。 |
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飯島 | そうですね。 |
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糸井 | (じっくり噛みしめて) ‥‥おいしい。 |
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清水 | おいしい、ほんとにおいしい。 セロリがいい香り。 茹でたんですか、これは。 |
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飯島 | ピーナツオイルと 塩を入れたお湯で、 さっとだけ、ほんのり、 湯がきました。 |
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糸井 | あ、オレ、ホタテ取ってないや。 取るね。清水さん、ホタテ食べた? イカに気を取られなかった? |
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清水 | 大丈夫です。 |
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飯島 | ご飯も炊けてるので、もしよかったら。 |
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清水 | あ、そうですか、すみません。 ‥‥いそうろう(笑)? 「奥さん、すみません」。 |
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糸井 | ああー。 ご飯が進んじゃいそうだな。 |
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清水 | 『LIFE』に、糸井さんが書かれた前文、 飯島さんの書いたレシピに、 よけいなアイディアを加えるなっていうの、 いいですね。 やっぱり、ついね、 加えないって難しいから。 「わたしこれ知ってるから」って ちょっと余計なことをしそう。 |
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糸井 | 「これ、わたし知ってるから」っていうのは、 まさしく著者の言いたいことで、 自分だってそうだったはずですよね。 |
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清水 | そうそう。 |
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糸井 | (ご飯が来る) あ、ご飯、半分にしてください。 すみません。 |
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清水 | えらい! |
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糸井 | むはははははは!(威張る) |
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清水 | ‥‥嫌われますよ。 | |||
(つづきまーす) |
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(C) HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN |