・よくプロの選手とか、アーティストとかが、
3歳のころからギターをはじめたとか、
キャッチボールをはじめたとかね。
幼いときからなにかをやり続けているという逸話があるが、
そういうケースもあることはあるさ。
だが、実際、ほとんどのプロフェッショナルの人たちは、
高校生ぐらいまでは一般的な学校に通っていたり、
さらに言えば、大学になってからも
それほどの専門的な教育を受けてなかったりもして。
実際の仕事の場面で「知識や知恵や技術」を身につける。
世界で金メダルを争うような競技スポーツだとか、
国際的なコンクールで競われる音楽なんかの場合には、
特別なゴールを目指すようなやり方があるかもしれないが、
世の中にあるほとんどの「仕事」は、
大人になってから「新人」として参加して、
その時々の成功や失敗をくりかえしながら
だんだんと身につけていくものだ。
「プロフェッショナル」を紹介する番組を見ていて、
つくづくそれぞれの道のプロに感心はするけれど、
その人たちにしても、3歳から左官をやってはいないし、
5歳から外科医をやっているわけでもないし、
小学生のときから寿司を握ってるわけでもない。
子どものころから、こういうことが好きだった、
という興味のありようは、たしかに大事かもしれない。
何度も引用してしまうけれど、孔子の言うとおり、
「学ぶことは好きであることにはかなわない」し、
「好きであることも、楽しんでることにはかなわない」。
大人になってから「新人」としてスタートして、
やってることが「たのしく」なっていたら、
学ぶことだって、好きであることだってついてくるはずだ。
なんつーか、さぁ、だいたいのことは、
けっこうそれなりに遅くなってからはじめるものだぞ。
いまからはじめても「遅くはない」んじゃないかなぁ。
世界一を目指してるわけでもないんだしねー。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
あらゆるプロは、アマチュアからスタートしているはずだ。