このたびTシャツのほか、バッグなどのグッズを
いっしょにつくらせていただくことになった
「雲がうまれる」さんのTwitterはこちら。
グッズの収益は、友森さんが代表をつとめる
動物愛護団体ランコントレ・ミグノンに寄付します。
夫と私、息子2人とオス犬2匹、
そんな男率の高い我が家にやってきた
果梨(かりん)は夫にべったりの長女になりました。
おてんばで活発な果梨は、
夫とペアでドッグスポーツを楽しみ、
全国大会まで遠征し、
私と息子たちが入る隙間のないほど
夫となかよしでした。
ところで「愛犬」という言葉は微笑ましく
健気なわんこを思い出させますが、
我が家の果梨はあまりにも夫にべったりで、
私にはどこか気持ちを許さず、
むしろ対抗する態度を見せていました。
そんな果梨を見ていると、
私との関係は妻と愛人、もとい愛犬? と
錯覚してしまうほど夫の愛情を独占していました。
月日は流れ、果梨も去年の夏に
17歳を目前に亡くなりました。
亡くなる少し前、気の強いあの子が
さすがに弱ってきて、
もうあまり長くはないのかな‥‥と思ったとき、
「今度、うちに来るときは人間の娘になって来てね」
と、あの子に話したら、怪訝な顔をしたんです。
そこで、はっ! として
「そうだ、今度は人間の私の友達になって来なよ、
そしてパパを取り合うんだよ、
パパはどっちを選ぶかな~」
と、あの子に話したら、
ちょっと笑ったように見えました。
数日後、やっぱり最期はちゃんと
夫が休みの日に旅立ちました。
次は3人で会うのかな?
ちゃんと覚えていてくれるかな?
まだまだ悲しみの中から抜けられない夫には
打ち明けていない、あの子と私の内緒話でした。
(ごんごん)
愛犬というより愛人、なんですね。
でも、その猫はオスだったりするしなぁ。
もしかしたら、人間同士の関係と、動物同士の関係と、
人間と動物の関係を
整理して考える必要があるのかもしれませんね。
人間の関係を動物に投影して考えちゃうと、
ちょっと違う気がします。
愛人とか上司とか、人間社会のある種のものさしを
あてはめるのは、やっぱり無理がある。
「この人は私の上司なんだから、
どつかれても我慢せえよ」とか言われたら、
ちょっと犬はしんどいよね。
でも、この方は間違った飼育をしてるとは
思えないですので‥‥
(おしまい)
2015-03-25-WED